補助金活用・補助金提案
補助金提案から申請代行まで
トータルでサポートします。

リノベーションの補助金には、国や自治体が行っているさまざまな制度があります。これらは主に耐震改修や省エネ改修など、高性能住宅にする工事が対象となります。
補助金の活用は予算を抑えつつ、長く、安全に、快適に住める家にしたいという方にとって有意義な選択肢の一つです。
カワノではこれまで多くの補助金活用実績があり、補助金のご提案から申請のお手伝いまでトータルでサポートしてきました。
リノベーションの依頼を受ける際は、補助金活用を「選択肢の一つ」としてご提案いたします。補助金に関する疑問や不安がございましたら、いつでもご相談ください。最新の補助金情報や実際の事例を用いて、詳しく説明させていただきます。
それぞれの補助金には特定の条件や申請期限があり、必ず利用できるわけではありません。補助金の利用はお客様の状況と補助金の条件を総合的に見極め判断する必要があります。
例えば、「補助金の利用を待つことで工事期間が延長し、仮住まいの期間が長くなるというリスク」もあります。また、中古住宅のリノベーションの場合「物件を購入する時期と補助金のタイミングが合わない可能性」もあります。
補助金は必ず利用すべきものではなく、リノベーション計画を有意義に進めるための選択肢の一つとして捉えることが重要です。
補助金対象の工事
補助金が適用されるリノベーションとは、国が目指す「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」というストック型社会への移行をサポートする工事(例:耐震改修、省エネ改修など)や、子育て支援を目的とした工事が主な対象です。
高機能な住宅や子育てに適した住まいは資産価値を高め、住む人々に安全で快適な生活空間を提供します。将来の貸出しや売却を検討する際にもメリットになります。
リノベーションで補助金を利用する際の注意点
①業者から必ず提案されるわけではありません
補助金申請には手間がかかります。そのため全ての業者が提案するわけではありません。補助金を利用したい場合は、自身で基本的な調査を行ったり、補助金に精通した業者を選ぶことが必要です。
②補助金は毎年変わります
前年度に存在した補助金が現年度も利用できるとは限りません。リノベーションの計画段階でどのような補助金があるのかを確認しておきましょう。
③補助金の締め切りはバラバラです
補助金はいつでも利用できるわけではありません。内容は毎年変わりますし、申請期限も異なります。申請には時間がかかること、予算枠が埋まると終了する可能性があることを頭に入れ、事前に余裕を持って計画を立てることが必要です。
④あくまで補助金は選択肢の一つに過ぎない
リノベーションを行う際、“補助金を利用することが目的”にならないように心掛けましょう。ご希望や家の状態によっては、必ずしも補助金を利用することが最善ではない場合もあります。あくまで補助金は選択肢の一つに過ぎないと考えましょう。
代表的な補助金の種類
以下は令和7年度の段階で申請可能な補助金の一部です。(時期によっては既に終了している場合もあります)
01 大分市・別府市住宅耐震化総合支援事業補助金
木造住宅の耐震診断および耐震改修に対して補助を行います。
補助対象住宅
- 耐震診断:昭和56年5月31日以前に着工された3階建て以下の木造住宅
- 耐震改修:耐震診断の要件に加え、耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満と診断されたもの
- 部分耐震改修:耐震診断の結果、1階部分の上部構造評点が0.7未満のものに、以下のいずれかの改修工事を行ったもの
(1)住宅全体の上部構造評点が0.7以上となるもの
(2)2階建て住宅等の1階部分の上部構造評点が1.0以上となるもの
補助上限額
- 耐震診断:7万5千円~11万円(診断面積やその他の条件によって異なる)
- 耐震改修:150万円
- 部分改修:60万円(耐震改修工事費用の3分の2以内の額)
02 長期優良住宅化リフォーム推進事業
インスペクション、性能の向上を図るリフォームや複数世帯の同居への対応に資するリフォーム、既存住宅ストックの長寿命化に資する優良な取り組みを支援する事業です。
補助対象費用
- リフォーム工事に係る費用
・住宅の性能向上工事
・三世帯同居対応改修工事
・子育て世帯向け改修工事
・防災性、レジリエンス性の向上改修工事 - インスペクション等に係る費用
補助上限額
- 評価基準型: 80万円/戸(130万円/戸)
- 認定長期優良住宅型:160万円/戸(210万円/戸)
※()内は補助限度額の加算要件を満たした場合
03 住宅省エネ2025キャンペーン
「住宅省エネ2024キャンペーン」は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する4つの補助事業の総称です。
◯子育てグリーン住宅支援事業
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援する事業です。
注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入
- 補助対象住宅:GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅
※長期優良住宅およびZEH水準住宅に該当する新築(賃貸住宅の新築を除く)は、子育て世帯または若者夫婦世帯に限る。 - 補助額:省エネ性能に応じて40万円/戸~160万円/戸
- 補助加算額:要件に応じて20万円/戸
リフォーム
- 補助対象工事:省エネ改修や子育て対応改修等
- 補助上限額:40万円/戸、または60万円/戸(工事内容によって異なる)
◯先進的窓リノベ2025事業
断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現および家庭からのCO2排出削減に貢献することを目的とする事業です。
補助対象工事
- 開口部の断熱改修(リフォーム)
補助上限額
- 200万円/戸
◯給湯器省エネ2025事業
家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入を支援する事業です。
補助対象工事
- 戸建や共同住宅などでの高効率給湯器の設置(リース利用を含む)
補助額
- ヒートポンプ給湯機(エコキュート):6万円/台
- 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)8万円/台
- 家庭用燃料電池(エネファーム):16万円/台
補助上限
- 戸建住宅:いずれか2台まで
- 共同住宅等:いずれか1台まで
補助加算額
- 性能加算額:要件に応じて4万円/台~7万円/台
- 撤去加算額:要件に応じて4万円/台、または8万円/台
参考:給湯省エネ2025事業
◯賃貸集合給湯省エネ2025事業
家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、特に賃貸集合住宅に対する小型の省エネ型給湯器の導入を支援する事業です。
補助対象工事
- 対象となる既存賃貸集合住宅の住戸について、従来型給湯器を、補助対象である小型の省エネ型給湯器(エコジョーズ/エコフィール)に交換する事業(リースの利用を含む)
補助額
エコジョーズ・エコフィール
- 追い炊き機能なし:5万円台
- 追い炊き機能あり:7万円台
補助上限
- 1住戸1台まで
補助加算額
- 要件に応じて3万円/台
04 大分市子育て高齢者世帯リフォーム支援事業
「大分市子育て高齢者世帯リフォーム支援事業補助金交付要綱」に基づき、子育て世帯の住環境向上や三世代同居による子育ておよび世代間支援、高齢者の生活安全確保を促進するため、補助金を提供しています。
補助対象
- 子育て世帯:18歳未満の子どもがいる世帯
- 三世代同居:18歳未満の子どもを含む三世代以上が同居する世帯
- 高齢世帯:65歳以上の高齢者がいる世帯
補助対象工事
- 子育てのための改修工事
- 三世代同居のための改修工事
- バリアフリー改修工事
※補助金の額に関しては、世帯や工事内容によって異なりますので以下のHPよりご確認ください
参考:大分市役所
05 既存住宅の断熱リフォーム支援事業
既存住宅において、省CO₂関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、高性能建材を用いた断熱改修を支援します。
補助対象工事
- 高性能建材(ガラス・窓・断熱材、玄関ドア)を用いた断熱改修
- 戸建住宅においては、高性能な家庭用設備(蓄電システム・蓄熱設備)、EV充電設備及び熱交換型換気設備等の導入・改修
- 集団住宅においては、熱交換型換気設備等の導入・改修
補助率
- 補助対象費用の1/3
※補助金の上限額に関しては、工事内容によって異なりますので以下のHPよりご確認ください
06 その他
各種補助金の申請資格や内容は時期や政策によって変動することがありますので、最新の情報は各公式サイトで確認し、適切な手続きを行うことが重要です。
また、地域によっては独自の支援制度が設けられている場合もありますので、地元の自治体にも確認をお勧めします。
リノベーションの施工例
私たちカワノの想い
カワノは「親切心を持って仕事に取り組む」という想いから、「親切に」を経営理念として掲げています。
ここでいう親切とは、お客様に多くの選択肢を持ってもらえるように取り組むことです。
リノベーションには、間取りの考え方、ローンの種類、補助金の活用、将来の住まい方の変化による相続・贈与など、皆さんが想像する以上に多くの選択肢があります。
満足のいくリノベーションをするには、ご実家・ご家族の状況と選択肢を照らし合わせ、“なにが最善なのか”を考える作業が不可欠です。
私たちの役目は、お客様とじっくり話し合い、多くの選択肢の中から、最善を見つけるお手伝いをすることであると考えています。
リフォーム・不動産は、まだまだ業者の質の向上が必要な業界です。契約を急ぐあまりに必要な選択肢(知識や情報)が提示されないケースもありますので、注意が必要です。
業者との話し合いの中でも不安や迷いが生じた際には、一度立ち止まってじっくり考える時間を設けることも重要です。
カワノはそんな時に、気軽になんでも相談できる存在でありたいと願っています。